当社校閲部は1979年に白鳳社として創業、2011年に草樹社に社名変更し、長きにわたって校閲業に携わって参りました。
しかし、2024年2月草樹社廃業に伴い、40年以上出版業界に貢献してきた校閲部門が存続の危機を迎えました。
この優秀なメンバーを失うことは出版業界において大きな損失であることから、2024年3月より縁あって、尾野製本所の一員として校閲を続けていくこととなりました。
尾野製本所としても、新たに校閲技術の提供を通じて、更に出版業界への貢献を果たして参ります。

1979年
白鳳社設立
2011年
草樹社に社名変更
2024年
尾野製本所 校閲部設立

書籍・雑誌を中心に、カタログ、パンフレット類まで、多種多様な校閲の仕事を請け負っています。校閲とは、世に出る前の出版物・印刷物に誤字・脱字がないか、文章はおかしくないか、内容は正しいかなどのチェックをする仕事です。
特に、固有名詞(人名・地名・書名など、そのものに特有な名前)や事実関係(いつ、誰が、何をしたかなど、ある物事についての事実)を確認することは重要ですし、また、小説、料理本、絵本など、目的やタイプによっても校閲時に大切になるポイントは違ってきます。私たちは経験を重ね、そうしたポイントも押さえ、日々の仕事に取り組んでいます。

依頼→仕事内容の相談(納期、ご予算、事実確認は必要か?等)→ゲラ(試し刷り)を送って頂く→校閲作業→作業完了後、校閲したゲラを返信。

納期・料金、場合によっては製本の手配も含め、ご相談に応じます。
まずはお気軽にお問い合わせください。

代表取締役社長 尾野 弘泰

尾野製本所が校閲業に携わる理由

弊社は創業より100年を迎え、高品質な本を製本することで、出版業界を支えるべく、中綴じ製本業を営んできました。製本工程における、品質基準は多岐にわたり、中綴じの心臓部である針金の検知、画像処理や厚み検知による乱丁の検査等、様々な検査による品質の保全を行ってきました。これらは出版物の品質を高め、出版、印刷ビジネスを支えたいという思いを根底とする努力でした。そして、尾野製本所は高品質の出版物を製本することを突き詰めていく中で「校閲」という文章の内容に対しての品質保全という部分に着目しました。 校閲と製本を行うことで、本の内(内容)と外(製本)に対し、一貫した品質保全をすることが出来ると考えています。

思いを綴じる「造本コンサルタント」として、出版ビジネスへの貢献を果たしたい

出版ビジネスとは様々な社会を繋ぐツールとなるビジネスであると認識しています。このビジネスを支え、人々の思いを繋ぐことこそ、尾野製本所が可能とする最も重要な社会貢献だと考えます。様々な思いの宿った情報媒体である「本」の品質不備は許されません。その不備を限りなく0に近づけることこそ、尾野製本所の社員一同の願いであり、課題でもあります。社員一同、出版、印刷会社様と同じ熱意を持ってこの課題に取り組み、人々の「大切な思い」を綴じて参ります。

代表取締役社長 尾野 弘泰

【取引先一覧】

主な取引先さま、取引実績を掲載しています(敬称略/順不同)
株式会社 朝日新聞出版
株式会社 NHK出版
株式会社 KADOKAWA
株式会社 角川アスキー総合研究所
株式会社 Gakken
株式会社 JALブランドコミュニケーション
株式会社 祥伝社
株式会社 食のスタジオ
株式会社 ディスカヴァー・トゥエンティワン
株式会社 東京ニュース通信社
一般社団法人 日本雑誌広告協会
株式会社 PHP研究所
株式会社 メディエイトKIRI
株式会社 読売情報開発
株式会社 ワン・パブリッシング

【校閲実績】

朝日新書/「深川駕籠シリーズ」・「照子と瑠衣」・「魔界都市ブルースシリーズ」(以上、祥伝社刊)/幼児教材ワーク「学研の頭脳開発シリーズ」/絵本/幼年童話/保育関連本(保育者向け)/東海Walker/関西Walker/東海・関西日帰りドライブWalker/異界Walker/ラーメンWalker/花時間/おいしい京都外さない店カタログ/ぐ典ぐっさん家が東海の魅力集めました!/お料理家計簿/歴史街道/文蔵/WEB文蔵/販促媒体/ONE COOKING MOOK「Nadia magazine」/「THE 藤井定食」/JAL機内誌「SKYWARD」/プラスアクト
その他、ムック、単行本等多数